こんにちは。
今回は『テミラーナ国の強運姫と悲運騎士団(以下、ツイツイ)』について書いていきます。
公式サイト↓
アイディアファクトリーからswitch新作になります。
シナリオライターは『時計仕掛けのアポカリプス』や『CharadeManiacs』と同じ雨宮うたさん、イラストレーターは煮たかさんです。
上記の作品の感想も書いていますのでよければご覧ください。
ストーリー
ここは身分も職業も全てが生まれた月により決定されてしまう世界。
その東の果てにあるテミラーナ国に、今から15年ほど前、第三王女として額にアザのある赤子が誕生しました。
その赤子は『呪われた王女』と噂され、城から離れた屋敷で、家族とは別々に暮らすことを余儀なくされました――
しかしそんな彼女に、大きな転機がやってきます。
16歳の誕生日を間近に控えたある日。
決闘大会“ヘリス・デュエルム”の会場で、目が眩むような強い“光”を放つ5人の男性たちを目にしたのです。
——そう、この『呪われた王女』には特別な強運(ちから)が宿っていました。
自身に命の危機が迫ると、それを避けろと知らせるかのように物や場所が光って見えるのです。
王女の強運(ちから)を知る周囲の者は、危険な人物だから光ったのではないかと助言しましたが……今まで見た“あの光”とは違う。
王女は自分の直感を信じ、光って見えた者たちを騎士団として招き入れることにしました。
しかし彼らの中には剣術経験がないばかりか、騎士に興味すらない者もいます。
そんなたった五人の小さな騎士団と共に、王女はこれから巻き起こる“厄災”を、乗り越えてゆくことが出来るのでしょうか——?
システム
- 第1~5章が共通、6章以降が個別√
- 選択肢によってエンド分岐
- 攻略制限あり(詳細は攻略順へ)
- フローチャートあり
- 次の選択肢へスキップ機能あり
- 隠しキャラあり
- アイキャッチあり
エンド
- トゥルーエンド(ハッピーエンド)
- ノーマルエンド
- ゲームオーバー
攻略順
- メインキャラ全員攻略後に隠しキャラ解放
- 隠しキャラは選択肢なし
上記を踏まえて個人的に徐々に真相を知っていく順としてジョセフィ→アデル→トビアス→ミラン→キア→隠しキャラがおすすめ攻略順になります。
おススメ度
- ファンタジーが好き
- 洋風が好き
- ストーリー重視
- 糖度を求めている
- ボリュームを求めている
- シリアスが好きではない
主人公
セシリア・ファリアス・テミラーナ
プロフィール
テミラーナ国の第三王女。
自分の身に危険が迫った時、選ぶべき道を視覚的に捉えることができる『強運』能力を持つ。
王族として人前では淑やかに振る舞うが、親しい人と話す時には砕けた言葉も使い、普通の少女らしい一面を見せる。
『呪われた王女』と王族には忌み嫌われているため、王城から少し離れた屋敷で暮らしている。
感想
彼女の人生が本当に不運すぎて可哀想だった・・・。
けれど彼女の味方になってくれる人も少なからずいたおかげか、悪に染まらず優しい子に育ってくれてよかったですT_T
プロフィールにある通り表上は王女として凛々しい態度をとっていますが、身内特にベネティーと2人きりだと年相応な少女らしい言葉使いで面白かったですw
見た目はお姫様ですが自分を持っていて指揮する時はリーダーらしく、たくましい部分もあり私は結構好きなキャラでした。
キャラ別感想
ジョセフィ・コーネフィルド・ゾンダリグ(CV.古川 慎)
プロフィール
亡国『ゾンダリク』の王子で、旅芸人一座『マーベイル座』と共に暮らしている。
お世辞が言えない性格でプライドが高く、主人公と話す時も物怖じしない。
挑発に簡単に乗ってしまうなど未熟な一面もあるが、ゾンダリク王国を再興させようとする強い志(こころざし)を常に持っている。
感想
メインヒーローです。
エリックとはいつも喧嘩していて荒っぽい性格なのかなと思っていましたが、セシリアが悩んでいる時に的確なアドバイスをくれたり、どんな困難でも前向きに進む姿はまさにヒーローでした。
リーダーに向いていそうなキャラですが、プライドが高いことや自分の意見を曲げない性格のため、実はリーダー向きではないんですよね(-_-;)
1番初めに彼を攻略したのですが、黒幕がわかったりと後半にやるべきだったのかなと思いました。
しかし他のキャラを攻略しても黒幕は出てくるので彼が1番初めで正解でしたね。
アデル・ナレス(CV.狩野 翔)
プロフィール
下民区サマリ村で暮らす超貧乏一家の長男。
穏やかな性格で世話好き。9人の弟妹たちの面倒を見ている。
貧しさゆえ学校にも通えず苦労していたが、主人公との出会いにより変化していく。
感想
とても優しい人でした。
怖がっている発言が多いのでこの人大丈夫かなと思いますが、実際は弟妹の面倒をよく見る良いお兄ちゃんで、騎士団長としてやるときはしっかりやるところが良かったです!
ストーリーはある事で彼のギャップに驚いたけどなかなか萌えました( *´艸`)
トビアス・ハーベック・フレイ(CV.小林 裕介)
プロフィール
没落貴族『ハーベック家』の当主で両親や祖父母もおらず孤独の身。
しかも少し散歩しただけで倒れてしまうほど病弱なので、引きこもりがち。
恋愛にも生きることにも、何に対しても消極的だが、唯一騎士に対する憧れだけは人一倍強い。
感想
共通√では本当に3歩も歩くと死にそうな状態で「これ騎士に向いていないでしょ」と思っていました。
しかし個別√での彼は人が変わったように男らしく、まさに『騎士』が似合う男性に成長してその姿に惚れました(#^^#)
この√のクラウディア王女は本当に悪魔の王女でイライラしましたね((+_+))
ミラン・へリング(CV.阪口 周平)
プロフィール
平民区バラールボアの町にある鍛冶屋『ヘリング』の店主で、たった一人で経営している。
幼少期から鍛冶一筋。典型的な職人気質のため、気に入らない作品は自分で壊してしまうことも。
感想
ミランはメインキャラの中で1番意外な展開で驚きました!
騎士になるのはあくまで目的のものを達成するまで、それが達成すればすぐに辞めると1番騎士に対する熱が冷めていました、
しかし√を進めていくにつれて「あれ?あれ?」と段々思わぬ方向にいって驚くばかりでした(;^_^A
ちなみに彼の√が1番糖度が高く感じました!
キア・ネルティ(CV.山本 和臣)
プロフィール
身寄りがなくネルティ養育院で暮らしている少年。
幼い頃にあることがきっかけとなり記憶障害を発症し、それ以来どんな出来事も一日経過すると忘れてしまう。
首から木札を下げており、忘れたら困ることは必ず書き留めるようにしている。
感想
最初は感情がない言動が多かったのですが、個別√に入ると彼がどんどん成長していくのが凄くよかったです!
裏でいかにキアが努力していることがわかりました!
トビアスも保護者のようにキアの事を見守ってくれているのが良かったですね^^
総評
ここまでありがとうございました。
今作はシリアスでしたが久しぶりの新作、とても楽しかったです。
システムについて
システムについては特に不満はありませんでした。
次の選択肢へスキップ機能をつけてくれたのが嬉しかったです!
ストーリーについて
スチルや音楽からは明るいファンタジーを想像するかもしれませんが、実際は結構シリアスでした。
今作はバッドエンドがないのが救いでしたね(;^_^A
個別√に関しては簡易的な部分がいくつかあり、もう少し掘り下げてほしかったです。
隠し√は個別√よりボリュームがあり、これまでのうたさんの作品もありましたがやはり今回も真相で驚きの展開がありました。
また隠し√では個別√で回収しきれなかった伏線を回収できてすっきりしました。
恋愛について
正直に言うとそこまで恋愛という感じではなかったです。
しかしストーリーを進めていくにつれてお互い気になり始めるということから丁寧に描かれていたと思います。
糖度に関しては全体的に低いですが、その中でもミランとアデルが高かった印象です。
隠しキャラについて
隠し√は事前に情報を得ている人はわかっていたようですが、私は事前情報を得ていなかったので別の人を想像していましたw
ストーリーはこれまでのメインキャラに比べて1番しんどい展開でした。
世界観もファンタジー要素が強いので、他のゲームと勘違いしてしまうかもしれません(;^_^A
ただ最後はセシリアにとってやっと望んでいた世界になったので良かったですT_T
イマイチだった点
ストーリーが少し金太郎飴だったのが残念でした。
個別の物語はありますが、同じスチルを使用していたり展開がどの√も同じだったので見ていて飽きてしまう時がありました。
またストーリーの感想でも書いたように、1番盛り上がりそうな時にその描写は描かれずにあっさりと解決しまったところが多かったのが残念でした。
長くなってしまいましたが今回はここまでにしたいと思います。
今作の推しキャラはトビアスです!
次回もよろしくお願いします!
それではまた♪